『続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
『続・ボラット』は『ボラット』の続編なのだが、とにかく差別的で下品かつギリギリなので取り扱い注意報を出しておこう。 ばるさん、『ボラット』で笑ってんすか......とか蔑まれそうで怖い。
しかし、この作品はすごい。モキュメンタリーなんですけどね。モキュメンタリーっていうのはいかにも真実っぽい感じで嘘のドキュメンタリーを作る手法なんですけど、これはいかにも嘘くさいドキュメンタリーに真実入れ込んでくるんですよね。ペンス副大統領のイベント会場に乱入したり、トランプ大統領の個人弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏を騙したりしている。しかも、それを映画として公開できてしまうのがすごい。日本だとまず無理だろう。陰謀論やコロナウィルスに対する皮肉も効いており、わりとほっこりさせるところもあって、まあギリギリ許せる気もする。 Prime Videoで見れます。
https://www.youtube.com/watch?v=scFR5eNhjl4